1月分

黒中夢のDVDを観てえぐられておる。色々と。

2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:7813ページ
ナイス数:168ナイス

月の裏側 (幻冬舎文庫)月の裏側 (幻冬舎文庫)感想
再読。この鳥肌がたつぞくぞくがくせになってしまいそう。そこに恐怖の存在知があることを知ってしまう気付いてしまう怖さ、自分は盗まれていないかどうかの不安。完璧に閉鎖されているわけじゃないのに逃げ場がないことってほんとに怖い。
読了日:1月30日 著者:恩田 陸
アンネ・フランクの記憶 (角川文庫)アンネ・フランクの記憶 (角川文庫)
読了日:1月28日 著者:小川 洋子
書店はタイムマシーン―桜庭一樹読書日記書店はタイムマシーン―桜庭一樹読書日記感想
確かに本人や編集者さんがおっしゃるようにこんなに本を、特に海外翻訳ものを沢山読んでいる人ってなかなかいない。わたしは海外ものは少し苦手なのでこの本を参考に手を伸ばしてみたい。
読了日:1月27日 著者:桜庭 一樹
王様は島にひとり王様は島にひとり感想
池上さんてほんとに意地悪なんだなってことがわかるエッセイ集。色んな周りの人に意地悪な目線で観察し、エッセイのネタを探している。中途半端に同情的でない徹底的な部分が小説と一緒でした。
読了日:1月27日 著者:池上永一
神器〈下〉―軍艦「橿原」殺人事件神器〈下〉―軍艦「橿原」殺人事件感想
この人は一体何者なんだろう。というのが全員に当てはまってもう何がなんだかわからないかれどそれも面白いから不思議。あるべき理想を求めるだけじゃなくて、今ある現実を受け入れることもしないと全否定だけじゃ何も変わらないし始まらない。お互いに理解するってことは何事も根底にそれがある。
読了日:1月26日 著者:奥泉 光
神器〈上〉―軍艦「橿原」殺人事件神器〈上〉―軍艦「橿原」殺人事件感想
ミステリだけじゃなくて色んな要素を含んでいる。戦時下の緊迫感があったと思えばコミカルな調子になったり、沢山の人が出てくる割にはキャラが立っているのでわかりやすく飽きることなく読める。橿原の目的が何なのか、殺人事件はどう解決するのか今後の展開が楽しみ。
読了日:1月24日 著者:奥泉 光
THE BOOKS 365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」THE BOOKS 365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」感想
色んなジャンルの本が紹介されているので参考になった。本って自分も人に薦める時にネタバレしないであらすじを面白く伝えるのって苦労するけど本屋さんも同じでそれが上手な人もいれば、ただ自分の売った冊数を書くようなちょっと下手な人もいて。やっぱり人への薦め方って難しい。
読了日:1月22日 著者:ミシマ社 編
傷痕傷痕感想
マイケル・ジャクソンそのものが頭に浮かんでしまってこれでいいのかなと思いつつ読みすすめることに。スターだけど家族について書かれているので自分が思う家族に照らし合わせて考えられた。親ってやっぱり少し変人でも無条件に子供のことを愛してくれたらそれだけで最高の親なんだなと。
読了日:1月21日 著者:桜庭 一樹
隻眼の少女隻眼の少女感想
ほとんど状況証拠しかないのに自信満々に推理し、逮捕や自殺に追い込むのでこんな探偵役いいのかなと思っていたら単に犯人だったとは…とある意味驚きました。17年越しでわかる動機には興味をそそられた。
読了日:1月20日 著者:麻耶 雄嵩
わたくし率 イン 歯ー、または世界わたくし率 イン 歯ー、または世界感想
歯って確かに不思議な部位だ。生え変わるし、骨なのに見えているし。青木くんの彼女の前でどんどん溢れてくる不思議なわたしわたしの妄想が面白い。それにまともに対応している彼女も面白い。
読了日:1月18日 著者:川上 未映子
オリエント急行の殺人 (創元推理文庫)オリエント急行の殺人 (創元推理文庫)感想
外国のミステリは時代や宗教、価値観の違いから難しいのが多いけれどアガサ・クリスティはとにかく読みやすいし、推理部分もわかりやすい。
読了日:1月17日 著者:アガサ クリスティ
彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)感想
陣治の愚直でかっこ悪い姿、顔をしかめてしまいそうな嫌な癖がリアルに想像できる。好きにはなれないけれど嫌いにもなれないから、十和子の酷い扱いはもうちょっと労わってあげてほしいと同情してしまう不思議な人。十和子の「こんなはずじゃなかったんだ。愛されるのは自分のはず」という思いを陣治はどこまでも受け止めてそれでも楽しいと言えるという、ああいう形の想いもあるなんて。もうちょっと二人には器用な生き方をしてほしかった。
読了日:1月15日 著者:沼田 まほかる
犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)
読了日:1月14日 著者:東野 圭吾
人生なんてくそくらえ人生なんてくそくらえ感想
鋭い言葉に耳が痛い。ほんとに的確な言葉たちなのでそれを受け止められる状況と自分ではないので、少し自分がいやになってくるが、何でも批判するだけじゃなくて道を照らしてもくれるから救いがある。
読了日:1月13日 著者:丸山健二
世界クッキー世界クッキー感想
甥っ子たちにお尻を見せて笑わせたり、お母さんからもらったクリスマスプレゼントにお母さんと一緒に笑顔になったり家族の話が楽しかった。以前読んだエッセイでもお父さんとお母さんの喧嘩が壮絶だったりしたので家族の話をもっと読みたい。
読了日:1月12日 著者:川上 未映子
犬身犬身感想
犬を見てるだけで顔が自分でも柔和になったり、触りたいと思ったりするのはまではわかる。その先の犬そのものになりたいっていうのは犬が好きの延長線上にある感情なのかって思えてわかりにくい感情だけど面白い。途中から犬と飼い主の関係じゃなくて梓の家族問題になり、最後は朱尾も目的を捨てて中途半端にフサに同情して非情さがなくなって話が少しずれてきていたのでもうちょっと房子の感情の異常さを読み続けていたかった。
読了日:1月11日 著者:松浦 理英子
ザ・万歩計ザ・万歩計感想
カンゲキ氏の話が面白かった。何故歌うのか、何故その歌なのか気になるけれどこのまま歌ってほしいから聞けないもどかしさ。万城目さんの周りには魅力的な人が多い。
読了日:1月10日 著者:万城目 学
和菓子のアン和菓子のアン感想
普段口にするようなお馴染みの和菓子ぐらいしかしらないから、上生菓子にあんなに色んな意味が込められているなんて知らなかったし無性に食べたくなる。謎解き部分はとってつけた感があるし、自分が客だったら余計なお世話と感じてしまいそうでした。
読了日:1月9日 著者:坂木 司
虫樹音楽集虫樹音楽集感想
虫と音楽、カフカとジャズの共演。普段は気持ち悪いと嫌っている、思考停止している存在の、虫というものが進化した形態として描かれているのが面白かった。小説とエッセイが混じって存在しているので、何がリアルでそうじゃないのかわからない不思議な感覚に陥る。それがとても心地よい。そして渡辺と畝木という強烈な人に惹かれる。イモナベってどこまで先を見越して公演していたんだろう。音楽っていろんなジャンルにイモナベのような人がいる。
読了日:1月8日 著者:奥泉 光
くちびるに歌をくちびるに歌を感想
自分が中学生の頃よりみんなしっかりしている。特にサトル。ただでさえ中学生のときなんて自分の中から流れ出してくる自我と周りの状況が合わなくて悩んでいるものだけど、自分の決められた将来をすんなり受け入れられるなんて。サトルとナズナの共作となった歌詞を読んでみたかった。
読了日:1月7日 著者:中田 永一
ゴールデンスランバー (新潮文庫)ゴールデンスランバー (新潮文庫)感想
こんなこと日本じゃ起きないといいきれなく、あってもおかしくないのかも。首相一人じゃなくて沢山の人が亡くなってしまって悲しいが、岩崎や親のように無条件に信じてくれる人がいるのって羨ましい。事実と証拠を突きつけられても、信頼の方が大きいことってある。
読了日:1月6日 著者:伊坂 幸太郎
月と六ペンス (新潮文庫)月と六ペンス (新潮文庫)感想
難しいのかと思ってたけれど割と読みやすかった。一つのことに才能がある人ってこういう偏屈だったり、悪人が多い。そして天才の影で犠牲になるダークのような人もいる。一つのことに魅せられた人の悪さと才能をストレートに描いてあってすんなり読めた。
読了日:1月3日 著者:サマセット・モーム
やどかりとペットボトル (角川文庫)やどかりとペットボトル (角川文庫)感想
ぶっとんでいるお母さんの存在のせいで最初は小説かと思ってしまうほど、池上さんの幼少期って面白い。主にお母さんのせいで。今まで読んだ小説の元になっているようなエピソードが沢山でこの話はあの小説かもと思いながら読めて楽しかった。
読了日:1月2日 著者:池上 永一

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