11月分

今月は諸々の事情により半月ほど家を離れていたらあんまり読めなかった。年間目標の200冊は超えたっぽい。

2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:5031ページ
ナイス数:99ナイス

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)感想
平野さんの読んだことある小説は少し難しかったけれどこの本は分かりやすく書かれていて自分でもすんなり読めた。人とのコミュニケーションが下手な人や、対人で悩んでいたことを許容してくれる部分が大きくあった。これから人間関係で悩んだ時に、新しい「分人」の考え方を取り入れると悩みを軽減してくれるし、スムーズに行くことも出てくるのではないかなと思えた。
読了日:11月30日 著者:平野 啓一郎
ドッグマザードッグマザー
読了日:11月29日 著者:古川 日出男
10月はたそがれの国 (創元SF文庫)10月はたそがれの国 (創元SF文庫)感想
ちょっと強迫神経症のような人々が出てきてちょっとぞわっとする話が多いように感じた。時代も国も関係なく人間の内面を描いてあるので怖いけど理解できるし面白かった。
読了日:11月27日 著者:レイ・ブラッドベリ
シューマンの指 (100周年書き下ろし)シューマンの指 (100周年書き下ろし)感想
天才にも苦悩があれば、その天才の近くにいる凡才にも苦悩がある。と思っていたら意外な結末だった。一つのことに魅せられている人って自分の世界があるから周りのものは見えなくてああいうことになるのかもしれない。
読了日:11月25日 著者:奥泉 光
切羽へ切羽へ感想
島に住んでいる人達は本土と島を強く意識しているんだろうというのが、本土に住んでいてもなんとなくわかる気がする。石和って人が最後までどういう人なのかわからなかった。でも石和も月江もしずかさんのような人も色んな人がいてそれを認めてくれて包容してくれるのが島なのかなと思った。
読了日:11月23日 著者:井上 荒野
双頭のバビロン双頭のバビロン感想
生きるのに精一杯でほかの事に構っていられない時代、スケールが大きく描かれているけれどそれにも負けない人物・物語を魅力的に書いてあって最後までこの世界に浸ったまま終えられる。二人の人生そのものがゲオルグの創る映画のように嘘のなさ。ゲオルグユリアンはずっとお互いの存在を感じながらの日々を過ごしていて、そこにヴァルターやツヴェンゲル、ブルーノが絡んできて、私欲だけじゃなくただただ純粋な相手への想いも感じられて本当に面白かった。
読了日:11月22日 著者:皆川 博子
コロヨシ!!コロヨシ!!感想
父や祖父のことをもっと知りたいなと思ってたのでそれがあんまり知れなかったところが残念…と思ったら続編があるんですかね。掃除をスポーツとし描いてあるのは面白く、フィギュアスケートっぽいのかなと考えながら読んでました。でもどういう人が向いているのか、技術向上していく部分をいまいちつかめず終わってしまった。
読了日:11月19日 著者:三崎 亜記
一瞬と永遠と一瞬と永遠と感想
当たり前のことだけど、萩尾さんみたいな有名で大御所でも憧れた人がいたことが嬉しかった。映画や小説やバレエ、音楽。沢山の影響を受けたものが紹介されていたので手をだせずにいたものにこれを機会に触れてみたいと思う。
読了日:11月11日 著者:萩尾 望都
錦繍 (新潮文庫)錦繍 (新潮文庫)感想
最初は10年前の真相が明かされるのかと思っていたら、それより二人の死生観やこれからの生き方に話がシフトしていく様が面白かった。長い人生は小さな選択の連続でそれにより自分の道もだけど近しい人も大きく左右されていて、生と死は同じものかどうかわからないけど、どちらも苦しいものなんだろう。
読了日:11月9日 著者:宮本 輝
花嫁のさけび (講談社文庫)花嫁のさけび (講談社文庫)感想
解説を読んでやっと少しの違和感の原因に気付いた。でも小説を犠牲にしていることはなく貴緒のことをみんなが絶賛していたりするが実は人間らしいところがあるところなど面白く読めるし、ミステリとして堂々としていてこういうところが泡坂さんの素晴らしいところだと思った。
読了日:11月9日 著者:泡坂 妻夫
ウォッチメイカー〈下〉 (文春文庫)ウォッチメイカー〈下〉 (文春文庫)感想
今までのライムシリーズの中で一番好き。どんでん返しもあるのはわかっているはずなだし、7作目ともなるとある程度予想の範囲内に終わってしまうかも…と危惧しながら読んだけどそんな心配いらなかった。ヘイルを捕まえられなかったということはまたライムのチームとの対決が見られそうなので今からわくわく。
読了日:11月7日 著者:ジェフリー ディーヴァー
ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫)ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫)
読了日:11月5日 著者:ジェフリー ディーヴァー
乙女なげやり (新潮文庫)乙女なげやり (新潮文庫)
読了日:11月3日 著者:三浦 しをん
秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)感想
やっぱり小鳩と小佐内さんは一緒にいるのがしっくりくるな。あと健吾は前から好きだったけど、今作でやっぱり魅力的な人だともっと好きになった。
読了日:11月2日 著者:米澤 穂信
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)
読了日:11月1日 著者:米澤 穂信

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