4月分

GWなので旅立つ。



4月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:5968ページ
ナイス数:67ナイス

大工よ、屋根の梁を高く上げよ/シーモア-序章 (新潮文庫)大工よ、屋根の梁を高く上げよ/シーモア-序章 (新潮文庫)
「大工よ、屋根の梁を高く上げよ」面白かった。やっぱりシーモアは魅力的な人だ。悩んでいる人って凄く魅力的なんだなって思える小説。そしてシーモアサリンジャーを重ねてしまう。「シーモア―序章―」は難しかった。
読了日:04月28日 著者:J.D. サリンジャー
みんなの図書室 (PHP文芸文庫)みんなの図書室 (PHP文芸文庫)
今後の読書の参考に。
読了日:04月26日 著者:小川 洋子
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)
読むのが勿体無く感じ中々読み始められなかったけど、その期待を裏切らない面白さだった。解剖が何よりも好きな医師とその師を尊敬して何かとフォローする弟子達。設定だけでもくらくらとめまいがしそうなほど良い。そしてこのバートンズの面々が全員魅力的でこの関係が事件によって変わってしまうのが切ない。自分を殺してダニエルの教室を守ったエドとナイジェルはこれからどこに行ってどうなるのか。ジョン・フィールディングという人も他の小説で読んで最近気になる人。
読了日:04月25日 著者:皆川 博子
しのぶセンセにサヨナラ (講談社文庫)しのぶセンセにサヨナラ (講談社文庫)
関西弁にあまり馴染みがないので関西弁の会話には結構つまりつつ読むことが多いけどこのシリーズはさくさく読める。しのぶ先生と生徒の軽快なやりとりが楽しい。
読了日:04月23日 著者:東野 圭吾
ジョン・ランプリエールの辞書 (下) (創元推理文庫)ジョン・ランプリエールの辞書 (下) (創元推理文庫)
知っているギリシャ神話になぞらえている話は面白く読めたけど知らない歴史など多くて難しい部分もあった。もっとその辺の知識があるととても楽しめたんだろうな。
読了日:04月22日 著者:ローレンス・ノーフォーク
ジョン・ランプリエールの辞書 (上) (創元推理文庫)ジョン・ランプリエールの辞書 (上) (創元推理文庫)
読了日:04月20日 著者:ローレンス・ノーフォーク
AnotherAnother
「もう一人」が誰なのかという推理部分で、こういうので自分の推理が当たったことがないけどこれはわかったのでちょっと嬉しかった。今後も三年三組の呪いは続くっぽいがこの恒一の年度で終わって欲しかったなぁ。
読了日:04月17日 著者:綾辻 行人
凍りのくじら (講談社文庫)凍りのくじら (講談社文庫)
高校生なのにすごくしっかりしていて大人だなって人は周りにいたけど、理帆子のように周りを馬鹿にして下に見て自分の位置を上げ大人のように見せていることに嫌悪感を持ちながらの読了になってしまった。孤独にもなれるけどならないで、周りにあわせることのできる自分。「でも本当は弱いの」っていうのはずるくて好きになれなかった。
読了日:04月15日 著者:辻村 深月
巷説百物語 (角川文庫)巷説百物語 (角川文庫)
依頼された仕事を粛々と進めて解決。読んでいてすっきりできるエンターテイメント性の高い小説で面白かった。
読了日:04月13日 著者:京極 夏彦
九月が永遠に続けば (新潮文庫)九月が永遠に続けば (新潮文庫)
人物が凄く多面的に描いてあったので想像しやすかった。服部のことは最初うざったいと思っていたけど、損得考えない人の良さがだんだんわかってきて好きになった。逆に正義感が強いかっこよい印象だった雄一郎がとってもずるい部分があってがっかりしたり。すごく人間臭い人ばかりで読んでいて面白かった。
読了日:04月11日 著者:沼田 まほかる
猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353)猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353)
不思議な宗教、不思議な人達。わからない部分もあったけどそれを超越して面白い。だからこそのヴォネガット
読了日:04月09日 著者:カート・ヴォネガット・ジュニア
13階段 (講談社文庫)13階段 (講談社文庫)
真犯人は誰なんだろうとミステリ部分も楽しめたけど、何より死刑について考えた。死刑制度があるってことは死刑執行する人がいるってこと、仇討ちは認められていないなか、死刑には応報刑思想が含まれているのか。「執行命令が大臣の職務と法律で定められている以上、それが嫌なら大臣就任を断るべき」にはすごく納得。実際に執行する人がいて、被害者がいる以上、自分だけの思想で動くことはとても罪だと感じた。
読了日:04月07日 著者:高野 和明
妊娠カレンダー (文春文庫)妊娠カレンダー (文春文庫)
小さな悪意、自分の中の見えない毒に少し共感。大きな反感を持っているわけじゃないけど、この毒で何か小さなことが起こるのを見てみたいという少しの興味は理解できる。
読了日:04月05日 著者:小川 洋子
ぼくと、ぼくらの夏 (文春文庫)ぼくと、ぼくらの夏 (文春文庫)
わざとそういう風に書いてあるのだと思うけど、主人公の気持ちが平坦に感じ、何を考えているかよくわからなくて、波がある時もそれと同じ気持ちになれず戸惑った。皮肉の多い会話も面白いというより、軽薄な感じ。
読了日:04月04日 著者:樋口 有介
荒野―16歳 恋しらぬ猫のふり (文春文庫)荒野―16歳 恋しらぬ猫のふり (文春文庫)
やっぱり荒野は12歳から大人だと思った。中学から高校と時って自分の中のあふれ出してくる自我と周りの大人との折り合いがつかなくて、いらいらしてしまうことがあったけど、荒野は悲しいことや辛いことがあってもどこか冷静に分析している自分がいて、こういう人が大人なんだろうなって感じた。
読了日:04月02日 著者:桜庭 一樹
荒野 14歳 勝ち猫、負け猫 (文春文庫)荒野 14歳 勝ち猫、負け猫 (文春文庫)
悠也と荒野の文通がねちねちした長い文章じゃなく簡潔なところが好き。悠也も好きだけど阿木くんもいい子で、傷ついている様子がつらかった。
読了日:04月02日 著者:桜庭 一樹
荒野―12歳ぼくの小さな黒猫ちゃん (文春文庫)荒野―12歳ぼくの小さな黒猫ちゃん (文春文庫)
荒野は自分を大人になれていないと感じているみたいだけど、戸惑ったり、不安になったときの乱れなさは結構大人だなと思った。悠也が凄く魅力的。中学生男子の現実はもっとおバカで残酷。今後の荒野の4年がどうなるのか楽しみ。
読了日:04月01日 著者:桜庭 一樹

2012年4月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター